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第二章 第六話

last update publish date: 2026-07-15 18:00:47

 エリオットの一日は明け方前に始まる。

 まずは魔王のために朝食を用意し、それから掃除を兼ねてまじないの見回りを行う。場内は広大で広く、庭の方も見て回らなくてはならないため、ざっと見て回るだけでも半日がかりだ。

 その間に昼食を作り、午後のお茶の用意もする。もちろんゼフの手伝いも借りるが、食事関係はエリオットが中心になっているのでとても忙しい。

「はあ……やっと全部見て回れた」

 魔王の私室の扉を閉め、まじないの小石がちゃんと置かれて白いままであることを確認したエリオットは、安堵と疲労のため息をつく。

 最近は魔王がまじない用の小石に魔力をかけてくれるので、黒ずむことが減ってきている。つまりそれは瘴気が随分と減ってきている証拠だろう。

「魔王様も随分調子が良さそうだし……この分ならあと半年もすればヴェルクレイン国は安定するかもしれないな」

 エリオットは国戻って様子を見に行

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